平成30年の路線価が発表されました

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土地を評価するうえで切り離すことが出来ない路線価ですが、平成30年分の金額が国税庁より7月2日に発表されました。
相続税の財産評価をするにあたり、土地については亡くなった年の路線価を基に計算する必要があります。そのため、今年亡くなられた方の土地を評価するためには今年の路線価が発表されなければ正しい金額を求めることが出来ないため、路線価の発表を待っていた実務家も多いかと思われます。

 

北海道においては平均路線価が前年比で1.1%上昇しています。
特筆すべきなのは全国でも最大の上昇率となった倶知安町の道道ニセコ高原比羅夫線通りでしょうか。1㎡当たりの金額が前年の170千円から320千円と88%の上昇を見せています。1坪3.3㎡とした場合、昨年は100坪(330㎡)の評価が5,610万円でしたが今年は1億560万円の評価になります。
5年前はどうだったのかと思い、平成25年の路線価を調べたところ1㎡当たりの金額は46千円でした。この5年間で700%の上昇となっています。
リゾート地として海外資本が流入していることや、高速道路や新幹線の開通が控えていることで投資の対象になっているのでしょうね。

 

反対に、地価が下落傾向の地域ももちろんあります。
これらの動向を踏まえて土地を売却して現金化してしまおうという動きも出てくるかもしれません。
ただ、その土地が更地なのか自宅やアパートの敷地として有効利用しているのか、今後も地価の上昇が見込めるのか下落するのかなど様々な見極めが必要になりますので判断が難しいところですね。

 

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執筆者:税理士 佐藤友一

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